Du hast 〜Jリーグ至高〜

兄弟による、東西Jリーグをぼやくブログ。

【未来顧客と就職活動】

みなさん、こんにちは!

今回はJリーグ関係ありませんが、目に留まることがありますように!!

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私はつい先日就職活動を終えた。そのなかで最も強く疑問に思ったことがあった。

それは、「今、目の前にいる学生が今後、顧客ないしは取引先になることを想像しているのだろうか?」ということであった。

これは良くも悪くも大変考えさせられたので、以下要点を3つに絞り記載したい。

 

  1. 彼らは仲間か顧客か~キーエンスの商品説明会~

  2. 「いわゆるサイレント」をする企業

  3. 説明会や選考から感じる御社

 

①彼らは仲間か顧客か~キーエンスの商品説明会~  

 まず、そもそもこの疑問に気が付いたのは、キーエンスというBtoBのセンサーメーカーの説明会に参加したことであった。キーエンスという会社を少し詳しく知っている人なら皆が口を揃えて、「バケモノのような企業」だと言うだろう。その代表的な要因の1つは、待遇面である。新卒入社2年目で年収1,000万円を超えることも普通にあるそうだ。それでいて、財務面も半端じゃない。営業利益率や自己資本比率など、平均を遥かに凌駕する数値を叩き出している。他にも製品の多くが世界初・業界初であることや営業プロセスの業務管理法など大半のことが就活を始めた当初の私にとっては目から鱗であった。  

 さて、本題に戻る。私はおよそ、3回目くらいのイベント参加で商品説明会というイベントに参加した。私は参加した後に、このイベントには2つの狙いがあったと考えた。1つ目はオーソドックスに、「当社(キーエンス)を志望する学生に自社製品を紹介し、そのスペックの高さを体感してもらい、志望度を上げてもらうこと。」である。もう1つが、「もし自社に入ることはなくても、同じ製造業を志望している学生に対して自社製品をアピールし、潜在的に記憶させるため」である。前者に関しては、説明は不要だろう。私が舌を巻いたのは後者である。後者を細分化する企業と学生の将来的なメリットになる。  

 まず、企業としては、説明会にいる全ての人を採用できるわけがない。ここで見方を変える。この説明会に来ている人は、「将来的に顧客ないしは取引を持つ可能性のある人の集まり」という考えである。とりわけ、製造業に従事するのであれば、生産過程(工場)を持ち、キーエンスのような会社と取引が少なからずあるはずだ。この視点を用いれば、未来の利益につながる可能性を考えているのではないかと感じた。実際には、製品は主力のセンサーに限らず、レーザープリンタバーコードリーダーなどより多くの業界に汎用性があるものを選んでいるように感じた。 学生としては、シンプルに「これすげえ!」、「こんな便利なものあるのか!!」という感動を胸に刻む。もし仮にキーエンスに入社することが叶わなくても、この点を打たれたことでいつか取引という線になることもあるだろう

 

②「いわゆるサイレント」をする企業

 ここは、ややネガティブな話になる。若干、私情を挟んだ不平不満にもなるがお許し願いたい。 タイトルにもあるように、合否の連絡を「する。」と言ったのに、「しない。」企業があまりにも多い。

 いくつか例示したい。某スター銀行はwebテストを受験して以来、一切連絡は来ない。某人材グループ会社は、最終選考に伺い、最後に「合否については1週間以内に連絡します。」と言われた。4月下旬に受けたが、未だに音沙汰なし。また、別の某人材広告会社も同様である。なりたい自分に、なれる力を強くしている場合ではない。

 そんな彼ら彼女たちに言うことは1つしかない。『あなたたちのところでは口座も作らないし、転職などの採用活動の相談もしないよ』また、社会人になってからの、取引においても、心理的なディスアドバンテージがあることは知っておいて欲しい。 こちらが真剣に望み、時間を割いている以上は手間もあるが、最低限の誠意は見せてほしい。尚のこと、連絡すると言ったなら、してくれ。

 

③説明会や面接から感じる御社

 「選考が進むにつれて、志望度が下がる

そんな経験をした就活生もいるはずだ。説明会や面接などの選考フローやその中身は実に良くも悪くも非常に会社のカラーが出る。

 私は常に説明会を「これは人事部の仕事の成果物」という目線で見ていた。彼らは、業務時間にパワーポイント資料を作り、説明会のコンテンツを考え、イベントを開催している。このように考えるならば、目の前のイベントからもその企業を判断できる視点が増える。資料の作り方、社員の話し方から「どんな意図で説明会のこのパートをしているのか?」など、感じ取れるものは多かった。

 加えて、面接時の言動、態度なども私は大切にしていた。必ず上座に通してくれ、お茶を用意してくれる会社もあった。純粋に嬉しいと感じたし、快く面接を受けられた。何より1人の人として、対等に扱っている感覚がとても好感であった。

 一方で、ネクタイの結び目はぐちゃぐちゃ、ボタンは空き、社会の窓まで全開で足を組み、ふんぞり返る面接官も現実にはいた。他にも、我々はパイプ椅子座るその一方で、面接官は会議室を埋め尽くすほどの大きく上品なテーブルと裁判所の裁判長が座りそうな高貴な椅子に腰かけている人と面接したこともあった。もうそんな企業のイメージはどうなるかは言わずもがなだろう。

 社内の雰囲気なんて、入らないとわからないと言われる。でも、僅かにでも感じ取れるものは選考の中で多くある。目の前にいる人が就活生にとっては企業そのものなのだから。

 

以上が、率直に一就活生が生意気にも感じたことである。 ここに晴れて思いが書くことができ、私としては自己満足である。 そして何より4月から働く自分としては、今感じたことは忘れずに働きたいと思う。 

 

弟でした。